「子どもの前では笑顔でいたいのに、どうしてもイライラが止まらない」
「心穏やかに子育てしたいのに、些細なことですぐに怒ってしまう」
日々育児に奮闘する中で、そんな悩みを抱いている方も多いのではないでしょうか。つい自己嫌悪に陥りがちですが、子育て中にイライラすることは全く特別なことではありません。お母さん・お父さんをはじめ、育児に携わる人なら誰にでも生まれる感情であり、一生懸命に頑張っている証拠ともいえます。
特に子育ては上手くいかないことの連続で、挫折感を味わうことばかり。思い描いていた理想とのギャップに、なかなか苛立ちを止められないこともありますよね。そこで今回は、そんな辛いイライラを解消する方法を7つ紹介します。すぐに実践できるものも多いので、ぜひ試してみてください。
子育て中にイライラしてしまう原因とは?
そもそも、なぜ子育て中にイライラしてしまうのでしょうか。さまざまな原因が考えられますが、代表的なものとして次の3つが挙げられます。
・自分の時間が確保できない
・予定通りに物事が進まない
・周囲の協力を得られない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
・自分の時間が確保できない
朝から晩まで子どものお世話に追われていると、驚くほどに自分の時間がとれません。実際に子育てをする中で「1人になりたい」と思うこともあるのではないでしょうか。
特に、生まれて間もない赤ちゃんは、授乳やおむつ替えが絶え間なく続くため、睡眠時間も十分に確保できません。少し成長して楽になるかと思いきや、今度は行動範囲が広がってヒヤヒヤすることばかり…。24時間体制の育児で心身ともに疲労が蓄積しているにも関わらず、気の休まる時間がほとんどないため、どうしてもイライラしやすい状態になってしまうのです。
・予通りに物事が進まない
幼いうちは手がかかると分かっていても、スムーズに物事が進まないと誰でもイライラしてしまうもの。限られた時間の中で家事もやらなければならないのに、子どもが言うことを聞かなかったり、泣き止まなかったりすると、その焦りから苛立ちを抑えられなくなってしまうこともあるでしょう。
また、復職している場合は、子どもの急な体調不良などにより、急遽職場を休まなければならないことも多々あります。「仕事と育児を両立したいのに、なかなか上手くいかない」というもどかしさや職場に対する罪悪感からストレスにつながるケースも多いです。
・周囲の協力を得られない
家族が育児に非協力的だったり、周りに頼れる人がいなかったりすると、日常的にワンオペ状態が続くため、心身ともに余裕がなくなってしまいます。
特に、パートナーがこれまで通りの生活を送っていると「どうして自分ばっかり大変な思いをしなければならないの?」と不満を抱くことがありますよね。相手に何かしらの事情があることを認識していたとしても、この不平等感がイライラの元になっている可能性も高いです。
子育て中のイライラを解消する7つの方法
では、このような辛いイライラを解消するためには、どうすればよいのでしょうか。ここからは、育児ストレスを和らげる方法について解説していきます。
<子育て中のイライライライラ解消法>
①完璧主義をやめる
②自分を褒める
③1人の時間をつくる
④家事をしない日を設ける
⑤愚痴や相談を聞いてもらう
⑥日記をつける
⑦親子イベントに参加する
1つずつ確認していきましょう。
①完璧主義をやめる
まず、何よりも重要なのは「心身の負担を軽くすること」です。何から何まで全て完璧にこなさなければならない、とプレッシャーをかけてしまうと精神的に追い込まれてしまうため、物事に優先順位を付けたうえで、手を抜けそうなところは思い切って手を抜いてしまいましょう。
また、子育てにおいて、全てが思い通りに行くことは、ほぼありません。「できて当たり前」と決めつけてしまうと、できなかったときのストレスが大きくなってしまうため、何事も「上手くいけばラッキー」くらいの軽い気持ちで過ごしてみてください。
②自分を褒める
人によっては手を抜くことに罪悪感を抱いてしまうかもしれませんが、それに対して自分を責める必要は決してありません。
子どもを育てながら、家事や仕事をこなしていること自体がすごいことなので、「できなかったこと」ではなく「できたこと」にフォーカスして自分を褒めてあげましょう。また、モチベーションを保つために、頑張っている自分へのご褒美を用意するのもおすすめです。
③1人の時間をつくる
日々の疲れをリフレッシュするために、意識的に1人の時間をつくることも大切です。丸1日空けるのは難しくても、自分の時間をほんの1時間作るだけで気分転換になります。ゆっくり寝たり、おいしいものを食べたり、好きなことをしたり、自分だけの時間を思う存分満喫して英気を養いましょう。もし、周囲に頼れる人がいない場合は、一時保育やベビーシッターを利用するのも1つの手です。
④家事をしない日を設ける
家事・育児は、自分で休みの日を設けない限り、永遠に休むことができません。そのため、どうしてもやる気がでないときや疲労が溜まっていると感じたときは、積極的に休むようにしましょう。
しかし、子育て環境から簡単には育児を休めない方も多いですよね。そんなときは、せめて家事だけでもやらない日を作ってみてください。「今日は何もしなくいいんだ」と思える日があるだけで、少し気が楽になりますよ。
⑤愚痴や相談を聞いてもらう
気持ちをケアする方法の1つとして、家族や友人、自治体の相談窓口などに愚痴や相談を聞いてもらうのも効果的です。毎日少しずつ溜まっていくモヤモヤを吐き出すことで、ネガティブな気持ちがリセットされ、前を向きやすくなります。ただし、愚痴は相手に負担を与えてしまう可能性もあるため、事前に制限時間を決めておくなど、聞き手に配慮することも忘れないようにしましょう。
⑥日記をつける
モヤモヤを吐き出す場所が見つからないときは、日記に思いのたけを綴るのもおすすめです。イライラした出来事やネガティブな感情など、思ったことを文字にして書き出すことで、日頃の鬱憤を発散できます。また、自分の感情を冷静に振り返ることにより、イライラの原因を突き止められるかもしれません。
⑦親子イベントに参加する
子どもと2人きりで家に閉じこもっていると、ふいに社会から取り残されているような寂しさを感じることがありますよね。
そんなときは、親子で一緒に楽しめるイベントなどに参加するのがおすすめです。子どもをのびのびと遊ばせてあげられるうえに、同じような状況の人と悩みを分かち合うこともできます。自分1人で抱え込んでいた不安や不満を共有・共感してもらえるので、心理的負担を少なからず軽減できるでしょう。
爆発寸前のイライラをクールダウンする方法
ここまで、子育て中のイライラを解消する方法について解説してきました。しかし、これらを実践しても、さまざまな要因により衝動的な怒りがこみ上げてくることもあるでしょう。そんなときは、次のような対処法で少し間を置いてみてください。
・深呼吸する
・外の空気を吸う
・冷たい水で手を洗う
・子どもから少し離れる
・視点を1点に集中させる
これらはあくまでも一例ですが、上記のような方法で気持ちを落ち着かせることにより、感情的にどなったり、手を上げたりすることを防げます。癖づくまでは難しいかもしれませんが、日常的に意識することで少しずつ怒りをコントロールできるようになるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
子育ては思い通りにいかないことも多く、理想と現実のギャップに苦しむことも少なくありません。完璧を求めてしまうと心身ともに疲弊してしまうため、心に余裕がないと感じたときは思いきって休むことも大切です。
また、育児中は孤独を感じやすく、知らぬ間にストレスが蓄積していることもあります。自宅に閉じこもってしまうとネガティブな感情に飲み込まれてしまうリスクが高まるので、子どもの体調を踏まえながら、積極的に外にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
なお、弊社では、北海道札幌市で親子を対象とした自然体験イベントを開催しております。育児に関するカウンセリングや心を整えるヒーリングメニューも用意しているので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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